日アニ迷走?

最近、古いアニメ雑誌を入手しました。
日本アニメーション社を創業した前社長の故・本橋浩一氏が当時(1979年頃)のアニメ業界について語られており、業界が抱えている問題は今も当時も大して違わないんだなぁ、と感じました。

要点をまとめると・・
○ 良作が高視聴率になるとは限らないが、放送局側は良作よりも視聴率を求める。
○ 放映権収入が製作費を大きく下回るためキャラ商品など関連商品販売を前提とした作品作りとなる。
○ 過密スケジュールと人材不足のため動かないアニメ作りになりがち。
○ 海外輸出も見据え、子供向けでも大人の視聴に耐えうるものでなければならない。

先見の明が確かだったとも言えますが、この当時から35年も経ち日本のアニメは世界にも誇れるものになっているにも関わらず、問題点については一向に改善には向かっていないようです。

さて、世界名作劇場を作った日本アニメーション社についてはどうでしょう。
放送局側のせいか観る側のせいか「名作」というジャンルが衰退し1997年「家なき子レミ」で一旦終焉を迎える訳ですが、質は落ちていても復活した2007年の「レ・ミゼラブル少女コゼット」まではそれなりに頑張っていたと思います。

2008年以降はどうも怪しくなってきたようで、「ポルフィの長い旅」はミーナは可愛いし期待してはいたんですが、個人的には残念な感じに終わってしまいました。また、名劇作品がパチンコに登場するという暴挙があったのも2008年。

「こんにちはアン」は一見よく出来ていて名劇復活かと期待は膨らみましたが、戦略がどっちつかずの曖昧(「赤毛のアン」の前史として忠実に暗い過去を描くのか、「赤毛のアン」に繋げる前提ではなく単独で成立する作品とするのか、それをはっきりさせず曖昧に両立させてしまったこと。)で旧来の名作アニメファンからも一般の視聴者からも支持が得られないという結果になったものと思います。

その後は何なんでしょう・・。
超ゼンマイロボ パトラッシュ、めいたんていラスカル、天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~
なぜこんなことになってしまったのでしょうか。

2010年に本橋浩一氏がお亡くなりになりましたが、晩年は作品にあまり関われなかったのかもしれませんね。
近年はもう会社存続に必死なのでしょうか。

かつては「日本アニメーション」というブランドが確立していて、それだけでその作品に期待が膨らんでいた時代もありました。
現在でも素晴らしい作品を作る会社があるのですから、うまくやれば出来る可能性はあるはずです。
復活を願っております!!

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