
「若草の四姉妹」を観ました。さほど大きな期待はしていなかったためか、予想をはるかに越えて面白かったです。
ネット上で見かける評価は、世界名作劇場「愛の若草物語」と比べると概ね低いのですが、私的には甲乙付け難く、ほぼ同等の評価と言えるくらいの出来です。
動きがちょっとおかしかったり、省エネ作画とも思えるシーンが多々ありますが、キャラデザイン、ストーリー、雰囲気は凄くいいです。
で、このDVDボックスですが、気付きましたでしょうか?
台湾製なのです。
もちろん日本製のがあればそちらを購入したのですが、日本国内では製作されておらず、台湾製とはいえ権利取得した正規品ということなので購入してみました。
海外のDVDというのは初めて購入しましたが、ネット上の画像ほど出来はよくないですね・・。どんなにマイナーなメーカーでも日本製のDVDのほうがずっと出来が良いのだと気付かされました。
もちろん、作品やメーカーによっても違うとは思いますが、今回購入したものはどれもあまり良いものではなく、国内ではDVD化されていない作品が見れるだけでもありがたいと思わなきゃ、という程度のものばかりでした。
この「若草の四姉妹」、作品自体の出来が良かったので、観れて良かった、ということを前提に、このDVDボックスについて少々ツッコミを入れてみたいと思います。
まず上の画像を見てみて下さい。同じ絵の使いまわしであることに気付きましたでしょうか。左上がボックスで、それ以外の3枚がパッケージです。四姉妹がそれぞれに写ってますが、大きさが変えられていたり、鏡面反転されてたりしますが、全部同じ絵のレイアウトを変えているだけなのです。
それだけでなく、パッケージ裏面

DVDのピクチャーレーベル

全部同じ絵です。
まぁ日本製のDVDの場合、マイナーメーカーだとレイアウトも含めて同じ絵を使いまわすことが多いので、それに比べれば芸があるとは言えるかもしれませんね。
絵に関しては面白みがないだけで、別にそれはそれでいいとします。
ただ、実写の猫が一緒に写っているのだけは意味がさっぱり分かりません(^^)
DVDの内容については、チャプターの数が少なく、各話の先頭(OPの前)だけなのです。
なので、OPを飛ばしたり、途中のアイキャッチで休んだりできません。
この作品について言えば、OPが結構よくて毎回見たくなる感じなので飛ばせなくてもOKでしたが。
それよりも問題だったのは、中国語字幕が消せないことです。最初のうちは結構気になります。
慣れてくると気にならなくはなりますが、時々読めもしないくせに目で追ってしまうことがあります。
また、時々画像や音声が乱れることがあります。古いビデオを再生しているときのような感じです。まぁ、ほかに観る手段がないのだから仕方ないし、頻発する訳ではないので我慢できる程度ではあります。こういうソースしかないのであれば、日本製のDVDでは商品化が難しいのかもしれませんね。
また、ちょっと変な臭いがしますね(--;)
ともかく、この作品、一見の価値あります!
四姉妹のキャラクターは特徴が強調されているのか、輪郭がはっきりとイキイキしていて、凄く魅力的なのです。
私的に好きなのは、「愛の~」ではベス1位エイミー2位でしたが、こちらではエミーがちょっとだけ抜けだして1位、2位はメグ、ジョー、ベスが同立という感じです。それも途中までは4人ともほぼ同じくらいの感情で観てました。最後にエミーがすごくいい子になったので贔屓めの評価となっただけです。
ローリーも含めてすごくいい子たちで、観ていて気持ちがいいです。
「名作」が好きな方には是非おすすめです。
リージョンが違うので普通のプレーヤーでは再生できないとネット上では書いてあるのですが、なぜかうちのプレーヤー(日本国内向け、パイオニア製)では再生できてしまいました。改造とかしていないのに、なんでだろう?イタリア製PAL方式のDVDすら普通に再生できてしまうのですが・・ま、いっか(笑
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